① 設立趣旨

コロナ人工パンデミックのからくりと,私たちが物質の世界にいる理由と物質界からの解放の方法を大勢の人々に知って頂く為に、2つの異なる観点のサイトを立ち上げました。
コロナ人工パンデミックが起きなかったら、当拙サイトはそもそも作られることはなかったでしょう.
このサイト設立に至った顛末は、「New World Order 人工パンデミック」をご覧ください。
尚,当サイトは,「コロナ人工パンデミック第2部 陰謀論の原点と魔の超克(仮称)」に掲載予定のものから抜粋したものです.

② サイト名,TATTVAの由来

当サイトのURLは、tattva.yogaです。
タットヴァとは、真理や事実という意味です。
そしてyoga・ヨーガとは、すべての根本原因である絶対真理・パラブラフマンと再び繋がれるという意味です。
ヨーガは悟りに至る方法論で、実に様々な種類があります.世界中で流行している健康法としてのヨーガ(ハタ・ヨーガ)は, パタンジャリのヨーガの一部分で,現代ではすっかりビジネス化して本来の目的からかけ離れているために、その行法も正当なものではありません。

現代の人間社会は情報が溢れていて、何が真実なのか分からなくなっています。そして私たちは情報が溢れている現代社会では、何が真実なのか分からなくなっています。
私たちは現在,宗教家・政治家・役人・会社組織・マスコミ・学校、あらゆる機関や様々な種類の人間たちが,弱者である私たち一般市民を平気で欺すという恐ろしい時代を生きています.
私たちの社会は, 自分の利益の為に,道徳や倫理を省みない,良心の呵責さえも感じない自己中心的な魔性の人間に溢れています.そして,他者よりも少しでも高い権力や沢山の金を得るために何もするという, 獣社会顔負けの弱肉強食の社会に堕してしまいました.こうして現代の人間社会は,権力・財力・情報力を持った強者が,これらの力を持たない弱者を欺すという構図になっています.

神仏習合という神道の魂の概念を持ち,主仏陀が説くダルマに従い,高い精神性を長年に渡り育んできた私たちヤマトの民は,四方を海で隔たれ、他国の支配がなく、パックス・トクガーワ(平和な徳川時代)という世界史的に希な長い平和な時代の中で生きてきました.
こうしてヤマトの国では、世代を重ねて善良な人間が生み出され、社会全体では人を疑う必要がないくらいになったのです。
ところが江戸瓦解(明治維新)以降それが仇となってしまいました。海外からヤマトの民を利用しようとする魔性の人間たちが入り込み、私たちを騙すようになったのです。
彼らからすればヤマトの人々は非常に騙しやすく、お人好しが多い民族なのです。
その好例が高齢者です。古い世代の先輩ほど「人を悪く思うことは良くない」という、昔のヤマトびとの善良な質を有してらっしゃるのです。このような人の良い高齢者を騙す卑劣な詐欺が横行していています。そして被害は高齢者ばかりではありません。今やヤマトの人々全体がターゲットになっているのです。
人間社会は、騙す者と騙される者に大別されます。現代の私たちの社会には、様々な方法で騙そうとする自己中心的な魔性の人間が増えています。
その為,様々な局面に於いての重要な判断を、決して他人任せにすることなく,「自分でよく考えて行動すること」が,これまで以上に求められています.自分や大事な家族の人生を邪な人間たちから護る為に,そして厳しい生存競争を生き抜くためには、「考えるということ」が必須の能力です.この重要性は、人工パンデミックで浮き彫りになっています。
人間社会には、人間の顔をしていても心が魔に支配された者があちこち暗躍しているのです。まさに「鬼滅の刃」に似た状況が繰り広げられています。これは決して比喩でも誇張でもありません。

人間社会の問題の根本にあるのは, 精神的智識の欠如です.つまり,本当の自分を知らないことから起きているのです.これに加えて,「自分やこの世界はどうして存在するのか?それらの存在の根本原因は何なのか?神はいるのか? 私たちはどうして苦しむのか?何故,悪があるのか? どうしたら平和になれるのか? 何の為に生きるのか? どう生きたらいいのか?どうしたら幸福になれるのか?」といった, 基本的な精神的智識に無知になっているために,自己中心的な生き方をしてしまうのです.
精神的智識の欠如は, 精神的智識を伝える宗教が衰え,反対に無神論そして唯物論が跋扈するようになったことから起きています.機械文明が発達した現代社会に生きる大勢の人々は, 自分自身を肉体と同一視しているために,自分たちの肉体の感覚器官や心を満足させ, 生活に便利さと快適さを与えてくれる様々な種類の機械の僕たちを生み出した, 物質主義的科学を礼賛するようになりました.
その科学が,「神」の存在を否定し,すべての宇宙の現象の根本原理や生命の誕生を物質に求め,こうして生み出された無神論的学説:ダーウィンの進化論や宇宙の進化論を,真実であるかのように世界中に教育しているのです.
その結果大勢の人々は,宗教家の言うことよりも,科学者の言うことを信じるようになってしまいました.それには,宗教家自身が教えや戒律に従えず堕落したり,「神」の存在を嫉みその教えである宗教を敵視する魔性の人間たちが,外部から攻撃したり,内部に潜入して破壊工作した結果,宗教が信頼を失ってしまいました.こうして,人々が救いを求めることよりも,今現在の快楽を追求するようになってしまったのです。

当サイトは、自分や家族の身を護る為に、このような魔性の者たちに騙されないように、精神的智識、視野をご提供し、私たち魂の兄弟姉妹の皆様を精神的な覚醒にお導きするお手伝いの為に作られました。
この地上で人間として生まれた私たち魂がするべきことは、「自分は肉体ではなく魂・ブラフマンであり、従って魂は皆、パラブラフマンである『神』を中心とする兄弟姉妹であるという意識に高め、パラブラフマン・『神』への失われた愛を目覚めさせること」にあります。
これが、生老病死の繰り返しという物質の束縛から自由になることができる唯一の道なのです。その解法を、「神」が直接与えてくださったヴェーダ(智識)から獲得することができます。

③ サイト名,mayaの由来 とヴェーダについて

当サイトの裏サイト「New World Order 人工パンデミック」のURLは、maya.tattva.yogaです。
maya・マーヤーとは,幻想という意味です.トップページで述べたように,世界には,個別の意識を持ち自ら活動するブラフマン・魂という精神エネルギーと,意識を持たず自ら活動できない物質エネルギーという2つの異なる種類のエネルギーが存在しています.
maya・マーヤーは,この物質エネルギーを指します.
物質エネルギーは,その顕現に始めと終わりがある永続性のない,時間に支配されるエネルギーです.対して私たち魂・ブラフマンは,始めも終わりもなく永遠に存在し続ける実体です.
永遠に存在し続ける私たち魂が,時によって変化する物質のエネルギーで構成された肉体を纏(まと)っているために,生老病死という肉体の変化に苦しむことになります.
では何故,私たち魂は物質の肉体を纏うようになったのでしょうか?
この縁起(因果)を理解することが,私たちの人生の一番の問題である「死」を解決することに繋がります.

ブラマンも物質もエネルギーです.エネルギーには,それを生み出す原因があります.あらゆるエネルギーの源,宇宙の法・ダルマの原因,世界の根源をパラブラフマンと言います.そしてこのパラブラフマンが,「神」・GODと呼ばれる存在なのです.
私たち魂(ブラフマン)は,マーヤーという物質エネルギーで作られた肉体を纏うことで,自分が魂(ブラフマン)であることを忘れ,更に「神」のことも忘れ,自分自身を自分が纏っている肉体と同一視します.
私たち魂(ブラフマン)が,人間の肉体を纏えば,自分が人間だと思います.犬の肉体を纏えば自分が犬だと思い犬のように振る舞い,猫の肉体を纏えば自分が猫だと思い猫のように振る舞います.また人間の種類でも,白い肌の肉体纏えば自分が白人だと,黒い肌の肉体を纏えば黒人だと,黄色い肌の肉体を纏えば黄人だと思い込みます.男性の肉体を纏えば自分は男性だと,女性の肉体を纏えば自分が女性だと思い込みます.
このように魂(ブラフマン)は,自分自身を肉体と同一視するのです.そして,自分や自分が属する民族や宗教や国が特別だと思い込み,それ以外の人間たちを区別し,差別します.
これが物質エネルギー(マーヤー)が,幻想エネルギーと呼ばれる所以です.
人間社会で起きているすべての問題は,こうした肉体意識から生じます.
このような肉体意識は動物と同じです.ブラフマンに関する精神的智識を学ぶことがなければ,肉体意識の為に,人間社会も動物社会と同じように弱肉強食社会になってしまいます.
精神的無知な人間は自分自身を肉体と同一視するために,自分の喜び・楽しみ・幸福の為に,肉体の感覚器官や心を満足させることを優先させます.
その為,強い者(金のある者,腕力や軍事力がある者,物質をコントロールする知識を持つ者)が弱者を暴力で支配し,騙し,利用し,搾取するのです.そして反抗する者たちを邪魔者や反逆者として平気で殺すのです.
人間の歴史はこの繰り返しです.私たちは過去から何も学んでいません.何故なら,人は誰でも自己中心,つまり「自分が世界の中心,自分が神」という意識でいる為に,欲望が知識や理性や良心を凌駕するからです.

人間は物質をコントロールする知識や技術は発展させましたが,人間自体は全く発達していません.現代人は,物質文明(機械文明)の発達によって人間社会が便利になったと誇っていますが,人間はますます欲深くなり, 支配や権力の拡大や金儲けのためにはどんな非道なことも躊躇しません.
自分の揺るぎない王国を作るために,一瞬で大勢の人間を殺す兵器を競争して作りあげる人々や,「地球の気候変動の原因は二酸化炭素によるものだ」と大勢の人々を騙し,SDGs(持続可能な開発目標)達成の為には人口削減も止むを得ないという詭弁を弄して人口削減を正当化し,人工パンデミックを起こして一般大衆にワクチンだと騙して毒物を体内に接種し大量殺戮を実行し,残った人間をコンピューターに接続してIoT化することを「トランスヒューマンだ,人間の進化だ」と騙して自由意志さえも支配しようとする人々は,もはや人間ではなく悪魔の領域に入っています.
このように人間が独占的な権力や財力を手にすると益々増長し,「自分の為に世界があり,自分の思うとおりに社会をコントロールし,人間を支配し所有して当然だ」と思い込み,「自分が神だ」という思いを遂げたいのです.
しかしその偽の神も,真の「神」のエネルギーの一つである時の力には抗えず,やがて病気し,老いていき,最後には死によってすべてを奪い去られるのです.
これが,程度の差こそあれ,物質の世界,即ちマーヤー(幻想)の世界に堕ちた私たち魂の,自己中心的な生き様です.

このように物質の世界(マーヤー・幻想の世界)は,自分が神のようになりたいと望んだ魂たちが神ごっこ(支配者ごっこ)をする仮想現実の空間なのです.
人間は,パイロットを養成する為にフライトシュミレーションという仮想現実のマシーンを作って様々な経験を積ませて訓練します.
すべてのエネルギーの根源であり世界の中心である「神」が創造する仮想現実空間は,遙かに優れたものです.「神になりたい」という望みを持った自分の子供たち(魂たち)の為に,「神」の世界(ブラフマン・精神の世界)に似せた世界を物質エネルギーというマーヤー(幻想エネルギー)で造り上げ,そこに私たちを入れてその自己中心的な望みを満たさせています.この物質界という仮想現実空間に入れられた私たち魂は移りゆく時の流れの中で,「自分が自己中心的活動をすること(カルマ・因)が,自分にどのような結果(ヴィパカ・応報)をもたらすのか」を,現在自分に起きている事実として実体験するのです.そして現実に自分に起きていることに対して,自分がどのように反応・行動するのか(カルマ)で,将来自分に起きる結果(ヴィパカ・応報)を生み出しているのです.

物質の肉体を纏った私たち魂は,物質の肉体を通しては自分の父である「神」を見ることはできません.しかし物質世界(物質宇宙)は,私たちが見えないところで,背後で「神」がコントロールしています.
これは丁度,ディズニーランドのような遊園地に遊びに来た客が,その施設の背後でどのようなことが行われているかを知る由もないのと同じです.
こうして,物質界という遊園地(仮想現実空間)に堕ちた私たち魂は,「神」が直接統治をしない世界,「神」が見えない世界で,思う存分自己中心的な欲望を実現させようとしているのです.
しかし,精神エネルギー(ブラフマン)に過ぎない私たち魂は,エネルギーの根源である「神」・パラブラフマンになることはできません.
私たちはこの物質の世界で生きる為には,空気も水も光も大地も食べ物などが必要です.私たちはあらゆるものを「神」に依存しています.自分という存在そのもの・自分という意識を持った魂自体が,「神」に依拠しているのです.
そして私たちは,すべての生命体・魂を愛することはできません.しかしすべての魂の父である「神」は,すべての子供たちである生命体・魂を愛することができます.
私たち魂は,「神」・パラブラフマンという無限大の魂の極微少に過ぎないのです.
私たちは相対的な支配者にはなれても,「神」のような絶対的支配者には決してなれないのです.これが物質界に堕ちた私たち魂が学ぶレッスンです.
こうしてマーヤーという幻想エネルギーの世界である物質世界に堕ちた私たち魂は,自分の父の偉大さ,愛の深さを学び直すことで,再び「神」の世界に戻ることができるのです.
インド哲学として知られるヴェーダは,ブラフマンや物質,その根源のパラブラフマンや,物質世界の仕組み・哲理,宇宙の法則・ルール・ダルマについて知ることができる総合的智識集です.ヴェーダは,物質界にいる私たち魂の為に「神」が与えてくださった慈悲の現れなのです.
そしてヴェーダによって私たちは,自分自身である魂として覚醒することができます.更に, 自分で断った「神」との関係を取り戻していくにつれ,「神」・パラブラフマンに対する妬みが愛に昇華されて行くと,物質世界で自分が作りだしたカルマの業報が焼き尽くされていきます.
こうして最後には,マーヤーという幻想の世界から開放されて,「神」が待つ魂の故郷である現実の世界に戻ることができるのです.
当サイトは,私たち魂が人間社会での苦しみや更には生老病死の繰り返しからどのようにしたら自由になるのか,真の幸福はどこにあるのかを知る為の「ヴェーダのイントロダクション」です.

④ 自己紹介

私はヤマトびと(日本国籍)ですが,1981年にブランマー・マダヴァ・ゴウディヤ・サンプラダーヤの寺院の修行僧となり,その後,インド・ヴェーダ精神文明に基づくブラーマナ僧となった者です.
ブラーフマナ(或いはブラーフマン,ブラミン)とは,ブラフマン(精神・魂・意識)やパラブラフマンについての智識を学び,宇宙の法・ダルマを遵守しヨーガを実践することでブラフマンやパラブラフマンを体験できるようになり,他者に正しくヴェーダを伝える資格を持つ者のことです.
僧となってから40年以上に渡り,肉食や,アルコール・タバコ等の陶酔物や,賭け事を絶ち, また非難されるのを承知で性行為ができないようにしてから約10年になろうとしています.
「コロナ人工パンデミック第2部 陰謀論の原点と魔の超克(仮称)」が出版されるまでは,私の戒名と師匠の名は明かせませんが, 現在は在家として精神修養を続けてながら,神和住 幸(かみわずみ さち)というペンネームで活動しております.

⑤ バルナアシュラム・ダルマとカースト制度

前項で,ブラーフマナというカースト制度を想起させる言葉が出たので,バルナアシュラム・ダルマについて簡単に触れておきます.
バルナアシュラム・ダルマというのは,私たち魂が物質世界で精神的に発達させる為に「神」が創った社会システムです.

cātur-varṇyaṁ mayā sṛṣṭaṁ guṇa-karma-vibhāgaśaḥ
物質自然の3様式とカルマによって、4つの社会区分は私によって創られた。(バガヴァッド・ギーター 4.13)

社会全体を人体に例えると、体全体をコントロールする頭の部分(ブラーフマナ:聖職者・教師)、身を守るための腕の部分(クシャトリヤ: 軍人・警察・政治家・役人)、体にエネルギーを供給する胃の部分(バイシャ:商人・農業従事者)、体全体を移動させ、体全体に奉仕する脚の部分(シュードラ:労働者)の4つに分けることができます。
人間社会は,このような4種類の役割(cast・キャスト・配役,転じてカーストと呼ばれるようになった)に自然に分けられます.
例えば,社会主義国において労働者だけの社会を造ろうとしても,社会には国防や警察や政治を司る役割の人々が必要になります.同時に人々に教育を施す役割を持った人々,或いは商業や流通等の経済活動に秀でた人々が必要になります.
問題は,これらの役割を生まれや家系で固定してしまうことです.これが顕著なのが,インドのカースト制度です.
ヴェーダの精神文明を現代社会でも存続させているインドですが,今から約5100年前に始まったカリユガという宇宙の冬の時代(ダルマの暗黒時代)になると, まず最初にブラーフマナ(聖職者)が堕落しはじめました.
するとダルマ(宗教原理)が徐々に衰退し,精神文明の質が劣化していきました.同様にクシャトリヤ(軍人・政治家・役人)やバイシャ(商人)も堕落して自己中心的になっていったのです.
こうして社会の支配者階級にいる人々が,自分たちの地位を既得権益化するようになり,生まれによって身分を固定化してしまったのです.
しかしヴェーダでは,このような身分の固定化を否定しています.

yasya yal lakṣaṇaṁ proktaṁ puṁso varṇābhivyañjakam
yad anyatrāpi dṛśyeta tat tenaiva vinirdiśet
もしある者が前述した4つのバルナのいずれかの兆候を現わしておりながら異なった役割にあるなら、その者の兆候にあった相応しい役割に就くべきである。(バガヴァッド・プラーナ7.11.35)

これはつまり,ブラーフマナ(聖職者)の家庭に生まれた子どもであろうが,或いはクシャトリア(軍人・政治家・役人)の家庭に生まれた子供であろうが,それぞれブラーフマナやクシャトリアとして質を有していなければ,ブラーフマナやクシャトリアにはなれないということなのです.
けれども,自分の子どもにブラーフマナやクシャトリアの役割を継がせたいという親達が,ヴェーダの教え,つまり「神」の教えを無視している者が多数を占めているのが現状なのです.
このような血の呪縛,「優秀な者の子どももまた優秀という幻想」が,日本でも顕著です.政治家を見てください.2世,3世がゴロゴロしています.政治家という職業が既得権益化して家業となり,政治が私物化されているのです.そして更に問題なのは有権者の意識です.未だに,江戸時代の封建的意識を引きずっています.日本は隠れたカースト社会なのです.
そしてこの血の呪縛は世界にも見られます.権力を握ると,その権力を自分の子どもに継がせようとするのです.
しかし,私たちは肉体ではありません.肉体に住む魂です.
政治家としての高潔な質を持った親から生まれた子供もまた,親と同様な高潔な質を持った人間であるとは限らないのです.
政治家としての質である「公に奉仕するという利他的精神」のない魂が,その政治家の子どもとして生まれたら,その子どもは政治家になるべきではないのです.
もし親が政治権力や財力を使って自分の子供に政治家を継がせたり,自分の政治権力を引き継がせたら,その子どもは自分の欲望を満たす為に政治を行うようになり民衆に不幸をもたらすことになります.
大勢の人間に影響を与える権力者が,宇宙の法・ダルマに反して,人々を苦しめたらそのカルマの反動はとてつもなく大きなものになります.
このようなカルマの法則を知らずに,権力を振りかざして我が世の春を謳歌しても,来世は自分が苦しめた大勢の人々の数だけ苦しみを受けることになります.
精神的智識に無知だと,自分に不幸や苦しみをもたらすということです.
カルマの法則の詳細については第8章でご説明致します.

以上、第1章 当拙サイト設立趣旨等 終了