精子が活動するのは魂がいるから。受精・卵割も同じ理由。
過去生の活動の結果に応じて肉体の特徴や性能や運命が作られる。
魂は、どの国や民族や家族に生まれるか、性別はどれかも選択できない。すべては過去のカルマに因る。
往々にして意識が発達していない幼児期は、無邪気で無垢なことが多い。
民族や国や性別、そして人間と動物の区別無く、無邪気で無垢な子供たちは差別をしない。
性欲が目覚め、自己中心的になると差別や区別をするようになる。
自分や自分が帰属する民族や国は特別だという意識が差別を生む。
人に限らずあらゆる生命体は病に罹患する。避けられない自然の掟。
人は皆、すべての生命体は必ず老いる。避けられない自然の掟。
始まりがあるものは終わりがある。魂が纏った物質の肉体もいつしか使用できなくなる。
1/10 精嚢(せいのう)で血液が精子へと変化し、魂がその精子の中に入る。魂がいるから精子が活動する。

精農で血液が精子へと変化し、魂がその精子の中に入る。魂がいるから精子が活動する。

2/10 魂が入った受精卵は卵割から胎児へと形状が変化していく。
3/10 [誕生] 個別の魂の過去生に応じて肉体の形状や性能や運命が決まる。
4/10 [幼年期] 受肉した魂は、生老病死という肉体の変化を体験することになる。
5/10 [小・中学時代] 肉体が変化しても「自分」という意識は変わらない。
6/10 [高校・大学時代] 性欲によって肉体意識が強まり、自己中心的になっていく。こうして肉体の違いで差別が生まれる。
7/10 [ 成人] 自分が肉体ではなく魂・ブラフマンであることを知らない為に、人間は支配と金の為に争い合う。
8/10 [病気] すべての生命体が病気に罹ることは避けられない。これが物質の性質、ダルマ・宇宙の法。
9/10 [老年] 新品の服がやがて古びてしまうように、肉体も衰えていく。これが物質の性質、ダルマ・宇宙の法。
10/10 [死] 肉体が使用不可になって脱け殻になった状態を死という。肉体から離れた魂は、「人間として何をしたのか」に応じて次の行き先が決まる。
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お知らせ

陰謀論の正体とその歴史的背景を明らかにしながら、人間の「自己中心的欲望」という病の原点に迫る「コロナ人工パンデミック第2部 陰謀論の原点と魔の超克(仮称)」の執筆に集中するために、当サイトの設定や内容等を未完の状態で、一時中断することに致しました。 尚,本サイトに掲載した内容は,この「第2部」の推敲前のものです.

新着情報

コロナ人工パンデミック 第1部 ver.0.8」のネット公開開始。第1部を完成させることを一時中断して、第2部を緊急で完成させることを優先することに致しました。

ブラフマン・精神と物質

私たちは肉体ではなく、肉体を動かしている主体である魂です。
皆さん誰でも、「私」という意識を持っています.ではその「私」とは何でしょうか?
上のスライドショーをご覧になるとお分かりのように、私たちは赤ちゃんとして生まれてから現在に至るまで、肉体が劇的に変化してます。けれども肉体がどれほど変わろうとも、「私」という意識は変わっていませんね?
あなたの友人に、あなたの幼少期や学生時代の写真を見せて、「これは私よ」と差し示すことができるでしょう。
この変わらぬ「私」という意識を魂と言います。

魂を表す言葉に、生命、精霊などがあります。そして世界の母語である古代サンスクリット語では、ブラフマン・精神と呼びます。
私たち魂・ブラフマンは現在、物質で構成さた世界で、物質から作られた肉体を纏(まと)っているのです。
これはちょうど意識を持った運転者が, 物質でできた自動車に乗り込んで自動車を運転するのと同じです。
意識を持った運転者が車を操縦することで始めて、物質の固まりの自動車は動くことができます。しかし、運転者が車から出れば、自動車は動くことはありません。
同様に、私たち魂という運転者が肉体というヤントラ(yantra)、つまりマシーン(乗り物)中にいることで、物質の肉体が自立して動いているように見えます。

生命力である魂が物質の肉体の中にいるからこそ、物質の肉体が成長し、様々な化学物質(ホルモンや消化酵素等)を生み出しています。
しかし、魂が肉体から去ったら、肉体は活動しなくなり, その肉体は腐るだけです.そして最後には土に返ります。
これが生体と死体の違いです。
ブラフマンは意識や人格を持つ自立したエネルギーですが、物質は意識も人格もない非自立のエネルギーです。従って物質は、上位のエネルギーであるブラフマン・魂が介在すること無しに、自ら動くことはできません。

この2つのエネルギーは永遠ですが、物質は時間によって支配され現れ方が常に変化します。このように変化する物質の性質を仏教では「無常」と言います。
このように,世界と肉体を構成している意識の無い不活性の物質と,「私」という意識を持った活動する魂・ブラフマンという2種類のエネルギーが存在しています.
これが物質と精神・ブラフマンの違いです.

yathā prakāśayaty ekaḥ kṛtsnaṁ lokam imaṁ raviḥ
kṣetraṁ kṣetrī tathā kṛtsnaṁ prakāśayati bhārata
丁度太陽がこの全世界を光で照らすように、魂(生命)は物質の肉体を意識で照らす。(ギートパニシャッド13.34)

yathā sarva-gataṁ saukṣmyād ākāśaṁ nopalipyate
sarvatrāvasthito dehe tathātmā nopalipyate
丁度、あらゆるところに偏在しているエーテル(アーカシャ:空)が、その希薄さ故に他と混ざることがないように、魂もまた肉体の中に在って、肉体と混ざることは無い。(ギートパニシャッド 13.33)

avināśi tu tad viddhi yena sarvam idaṁ tatam
vināśam avyayasyāsya na kaścit kartum arhati
体全体に広がっているそれ[意識]は、不滅だと知れ。何人もこの不滅の魂を破壊することはできない。(ギートパニシャッド 2.17)

nāsato vidyate bhāvo nābhāvo vidyate sataḥ
ubhayor api dṛṣṭo ’ntas tv anayos tattva-darśibhiḥ
肉体の存在は永続性がなく、魂は普遍不滅である。これは両方の性質を検証した真理を達成した賢者たちの結論だ。(ギートパニシャッド 2.16)

dehino ’smin yathā dehe kaumāraṁ yauvanaṁ jarā
tathā dehāntara-prāptir dhīras tatra na muhyati
肉体化された魂は、今世の体において、幼年期、青少年期、老年期と変遷する。同様に死ぬときに別の肉体に入る。賢人はこのような変化に惑うことはない。(ギートパニシャッド2.13)

私たちは,この現世で体を劇的に変化させています.別な言い方をすれば,この現世で私たちは様々な種類の肉体を転生輪廻しているのです.
私たちは死後も生き続けます.エネルギー保存の法則が証明しているように,エネルギー自体を消滅させることはできません.私たち魂・ブラフマンという優性エネルギーは,物質の肉体の変化に依存することなく,永遠に存在し続けます.

na tv evāhaṁ jātu nāsaṁ na tvaṁ neme janādhipāḥ
na caiva na bhaviṣyāmaḥ sarve vayam ataḥ param
私は存在しなかったことはない。過去のどんな時にでも。貴方も、これらの王達も。そしてこれからも。(ギートパニシャッド2.12)

na jayate mriyate va kadacin nayaṁ bhutva bhavita va na bhuyaḥ
ajo nityaḥ sasvato ‘yaṁ puraṇo na hanyate hanyamane sarire
魂は如何なる時も、生まれることも死ぬこともない。過去に存在しなかったことも、現在そして未来に存在しなくなることもない。魂は生まれることなく、永遠で最も古く、肉体が滅んでも滅ぶことはない。(ギートパニシャッド 2.20)

この世界には様々な種類の肉体があります。牛や豚や鶏や魚といった歩き回る動物の肉体や、野菜や果物といった地面に根を張って動くことができない植物の肉体などがあります。先程、人間の肉体を自動車で例えましたが、これらの肉体もまた乗り物です。様々な種類の乗り物・肉体に、意識を持った魂が運転者として乗り込むことで、これらの肉体が動くことができます。従って、地上にいる生きとし生けるものの中にいる運転者たちは皆、自分と同じブラフマンです。つまりすべての魂は皆、兄弟姉妹なのです。

さて、人間社会のすべての問題は、自分自身を肉体と誤って認識していることから生じています。その為、自分の肉体の感覚器官や心に満足を与えることが幸福だと錯覚しているのです。こうして自分の偽の幸福を他の誰よりも優先させ、そして自分を特別視し世界の中心と捉え、「自分や自分の家族や自分が帰属する民族・宗教・国家が一番だ、一番であるべきだ」と考えるのです。そしてそれ以外の人間は、自分/自分たちより劣ったものとして、騙し・利用し・搾取しします。そして自分の満足のために、邪魔と感じる人間を殺し、他の動物たちを喰らうのです。こうしてブラフマンに関する精神的な智識に無知な人々は世界中で、支配・所有・富を巡って争いあい、殺し合います。しかし死後、ダルマ・宇宙の法を犯した罪で、そしてカルマ(自分が他者に対して行ったこと)の反動で苦しむことになります。けれども、精神的な智識が無いためにこのことも知りません。
従って、人間社会の問題を解決するには、皆が互いの幸福を願えるような平和な社会にするためには、このブラフマンに関する智識を学ぶことが最も重要になります。

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